恋に忙しくて
YOSSY LITTLE NOISE WEAVER 5th. album『恋に忙しくて』
2025/4/30より順次先行シングル配信開始 2025/6/11アルバム配信
2025/6/11 CD発売 価格 : 2,750(税込) 商品番号 : BUS-010

1 恋に忙しくて 👑PUSH!
2 Night Music ※先行配信 4/30
3 灰色に包まれる前に ※先行配信 5/14
4 Secret Heart ※先行配信 5/28
5 Heart Of Glass
6 The World Is Waiting For The Sunrise
7 Je T`Aime...Moi Non Plus
8 Walk On The Wild Side
9 WANDERING
Produced and Arranged by icchie & YOSSY
Recorded by icchie Mixed by icchie at STUDIO OPPE
Mastered by Lewis Hopkin (Stardelta AUDIO MASTERING)
Art Work by Yachiyo Katsuyama
5th.album『恋に忙しくて』前作より6年ぶりにいよいよリリースです。
今作は新録の4曲 ”恋に忙しくて” ”Night Music ” ”灰色に包まれる前に ” ”Secret Heart ”に加え、すでに絶版 配信も停止となっていたコンピレーションアルバム”apart my surround”(2010)からの4曲をコンパイルしました。
旧曲の4曲も改めて聴き返すと、今とは違う自由さや新鮮さがあり楽しい。これはぜひ自分たちの作品として残しておきたいということで、
リマスタリングして収録しました。
そして9曲目にコロナ禍に完全にこもって制作した”WANDERING”を収録。新と旧を繋ぐ作品として自分らにとっては重要な作品です。
今まで歩いてきた道の途中でしばし立ち止まって振り返ってみたり、
周りを大きく見渡してみたり。ひと呼吸してまた目の前の道を先へゆっくり歩き出すような、そんなアルバムとなりました。
ゆっくり聴いて楽しんでもらえたら幸いです。
YOSSY

【コメント】
「恋に忙しくて」という曲は1980年代半ば、僕が20歳を過ぎた頃に組んだタマス&ポチスというバンドの最初のオリジナル曲で、安田が書いた歌詞にギタリストの磯田収さんがメロディをつけてくれました。
そのあとYOSSYを迎えて結成したTHE神SUNというバンドでもライブのレパートリー曲だったんですが、一度もレコーディングされることはありませんでした。
大好きなYOSSY LITTLE NOISE WEAVERがこの曲を取り上げてくれる、という話を聞いて嬉しさと恥ずかしさが入り混じった気持ちになりました。
恥ずかしさは、ひとえに「ポップスとはこんな感じ?」と手探りで作った歌詞の蒼さ、です。
YLNWは、そこがいいじゃない、とマジカルな音楽で語りかけてくれました。
いまは嬉しさしかありません。最初に「恋に忙しくて」という曲が出来た日の喜びまで、思い出しました。
安田謙一(ロック漫筆)
なぜ、ぼくたちは食パンをくわえて遅刻する!って焦りながら交差点で誰かとぶつかって恋に落ちる、といつまでも信じられるのか。
イテテテと頭を押さえて前を向いたらもう、ぶつかった相手は駆け出してた。ごめん!急いでるから! その場に落ちていたスマホのプレイリストには、ブロンディ、ルー・リード、ロン・セクスミス、レス・ポール&メリー・フォード、ジェーン・バーキン&セルジュ・ゲンズブール、
そしてYOSSY LITTLE NOISE WEAVERが。この名曲の数々は、実は急ぎ足で過ぎる毎日を、淡々と、少しだけ、確実に、揺り動かす。
40年前に安田謙一さんが書いた魔法の言葉「恋に忙しくて」が2025年に名曲としてよみがえったとき、とっくに時代遅れになってることを忘れたユリ・ゲラーの超能力に魅了されたかのように、音楽でぼくの恋のスプーンがクニャッと曲がった。
だから今日も、知らないあなたと恋に落ちる。
松永良平(リズム&ペンシル)
「恋に忙しくて」原曲の短パンTシャツバブルガム嬉し恥ずかしコード進行がおしゃれなスーツにドレスアップ。
テンションの行ったり来たりする感じ浮遊感と抑えた演奏そして歌。クールです。
丁寧に作りこまれていて何度も聴いてしまいます。
聴くたびここの進行いいなとかベースとの絡みいいなとか思います。
原曲はメジャーとマイナーはっきり分かれている色あいですが今回アレンジはグラデーションがかかった淡い変化が美しく夢のよう。
ノスタルジック、されど新鮮といった感じがします。
原曲は安田くんのアパートにギターを担いで行って、歌詞はすでにほぼ出来上がっていて、その場で完成したと記憶しております。
安田くんは作詞について”蒼い”と言ってますが、そこがいいんじゃない!
すんなり入ってくる言葉の音使いでしょうか。
磯田収 (”恋に忙しくて”の作曲者であり、当時”THE神SUN”のメンバーだった、ギタリスト磯田さんからのメッセージ)
イラストのイメージですが、「恋に忙しい」というタイトルから、相手にまだ伝えていない気持ちとかがたくさん積み重なっているイメージが浮かびました。
手紙のようなもがたくさん積み重なっていて、それが瓶の中に入っているイメージです。まだ渡してないラブレターみたいな感じです。
勝山八千代(ジャケットイラスト)
【YOSSYによる全曲解説】
恋に忙しくて
「恋に忙しくて」は、YOSSYがまだ20代の頃キーボードで参加していた安田謙一氏率いるロックバンド”THE神SUN”で演っていた曲。ずっとこの曲のことを忘れられず、いつかこの曲をカバーしたいと思ってました。
もう何年もアレンジを試みてはしっくり来ずを繰り返し、これで納得というアレンジにやっと辿り着きました。
ネオソウルなテイストで”淡い朧げな青春の感じ”がより出たと思ってます。
”夢の中に昇る月のよう”という歌詞が最後に出てきますが、あの頃の情景もまた”夢の中に昇る月のよう”です。
ゲストミュージシャン ベース伊賀航、ドラム栗原務にも感謝。
Night Music
これは夜中に美しい音楽を聴いてそのまま上昇していく様子。YLNWには珍しくスウィングしています。
icchieのホーンアレンジが美しく、伊賀さんのウッドベースも自由にうねっていて夜空に飛ばされます。
ちなみにドラムはicchieが自ら叩いた音をサンプリングしています。
灰色に包まれる前に
XTC ”WRAPPED IN DREY”にインスパイアされたオマージュ。歌詞の世界観に感動し、和訳そして意訳。
カラフルな曲にしたいと思い作りました。ベース伊賀航、ドラム栗原務参加。
Secret Heart
以前ライブでカバーしたことがあり、この曲をアルバムに入れてみようというicchieのアイデアで録音することに。作っていくうちにライブの時とは全然違うアレンジになり、この曲が一番YLNWでは今までにない音像になったと思います。
Heart Of Glass
ご存知Blondieのヒット曲。カバーの曲目は自分たちで選んだ訳ではなくプロデューサーの山崎真央さんがこの曲をやってほしいと選んだ曲です。
当時、自分たちでは選びそうにない曲たちを新鮮に感じながら自由に録った思い出があります。
なぜにBlondie?と思いましたが、楽しんで作りました。
The World Is Waiting For The Sunrise
レス・ポールとメリー・フォードのを動画でみて、かっこいい!と思いましたが
原曲とは全然違う感じでやろうとアレンジしました。
ドラムは当時住んでた調布の一軒家の2階の寝室にドラムセットを持ち込みちょっとサンバっぽいリズムたたいてもらいました。
Je T`Aime...Moi Non Plus
これは当然ロックステディアレンジしかないでしょう。と作りました。
終盤入るレインフロムザスカイのオマージュフレーズが今聴いても、グッとくるなー、うまくハマったなと思います。
Walk On The Wild Side
これも寝室でドラムどり。
歌は英語のフローをかなり苦労してとったなーという記憶が。
のちにこの曲が好きという人がたくさんいて、数年前に7インチを切りました。
WANDERING
これはコロナ禍まっただ中にicchieと全くふたりで自宅スタジオでこもって曲を完成させようと時間をかけて作った曲。
コロナ禍を境にその前とその後ではかなり空気感の違いを感じますが、その前後を繋ぐ作品として自分らにとっては重要な作品です。
”恋に忙しくて” のCDは、オフィシャルオンラインショップ、ライブ会場、各レコード店にて販売しています。
CDを取り扱っていただける全国のレコード店、カフェや雑貨店なども随時募集しております。
また、YLNWライブを開催していただける各地のお店なども募集しております。
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